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Channel: 車屋さんの修理記録簿
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ディフェンダー AT換装 (Tdi)

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在庫の90のTdiをAT化した上で購入したいというご依頼がありました。
AT化は過去に何台か行っていますが、全てTd5の110で、Tdiも90も初めてでしたが、問題は無いだろう、というかコンピューターの設定などがあるTd5よりも、Tdiなら簡単だろうと思っていました。キットの価格もTdiの方が少し安いです。

しかし、実際にはなかなか大変でした。

まず、ATキットが来ないのです。3月中旬にキットを発注したのですが、当初は納期4週間と言われていたにもかかわらず、届いたのが6月中旬です。海外に在庫品以外を注文すれば、最初に言われた納期なんかほとんどあてにならないのは分かっていましたが、流石にかかり過ぎです。

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やっとキットが届いて作業を開始しても一筋縄ではいきません。最後にAT化をしたのは5年以上前だったと思いますが、その時に取り寄せたものとキット内容が結構違います。シフトや内装部分の質感が良くなっているのに対し、ATクーラーはグレードダウンです。以前は、純正のホースと純正のATクーラーの組み合わせだったのですが、今回は両方とも社外品です。ホースの方は、口金をホースバンドで留めるタイプで、ホースが劣化した場合はホース部分のみ交換できるようになっていて、社外品の方がメリットが大きい面はあると思います。しかし、問題はATクーラー本体です。

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これが、実はディスカバリーTdi用の社外品で、以前のキットに付属した限定車V8の純正物よりかなり長く、きれいに設置できる場所がありません。フレームの下には付けられるのですが、お客様はオフをやらないとはいえ、腹下の一番低い部分がATクーラーというのもどうかと思います。バンパー内部、ケースを設置してバンパー下などいろいろ検討しましたが、どうにも美しくないので、諦めてV8の純正ATクーラーを取り寄せることにしました。V8AT専用部品はかなり絶版のものが多いので、心配でしたが普通に手に入りました。ディスカバリー用に変更されたのはコストダウンが目的のようです。純正が届くまではこんな感じでテストをしていました。

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取り寄せにまた時間がかかりましたが、純正であればこのように美しく収まります。

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とは言え、コンデンサーやファンをmm単位で移動させたり、ステーを加工したり、かなり苦労はしています。

そして、ここにATクーラーを設置すれば、V8と同じように通風孔を開けてやる必要があります。
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これも、ただ穴を開けるだけだと飛び石などで破損する恐れがあるので、コアラグリル用のステンレスグリルロワを加工して取り付けました。

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内装はこんな感じで、正規90V8のものをコピーしてあるようなのでスッキリ取付できます。

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しかし、単に載せ換えたら終わりではありません。改造申請をする必要があります。以前、CSの車番組で、ディフェンダーではありませんが、アメ車を扱うショップが取材されていて、何だったか大掛かりな改造をして、「型式不明の並行輸入車は改造しても公認取る必要が無いから楽」みたいなことを言っていましたが、テレビでそんなこと言っていいのかと驚きました。実際には公認をとらなくても車検時にバレにくい、もしくは怪しまれても輸入時にどうだったのか調べるのは大変なので、通されてしまうことが多い、というだけです。
正式に申請すると、車検証の備考欄にはこのような記載が入ります。

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これで大手を振って乗られる車になったということです。

しかし、時間がかかりました。予定では2ヶ月くらいで納車だったのですが、倍以上の4ヶ月半。お客様をかなりお待たせしてしまいました。それから、見積も甘かったです。経験のあるTd5より簡単であることを前提にしていたのですが、追加部品は必要になるし、加工も必要になるしで予算オーバーでした。TdiやTd5の並行車の場合、クーラーコンデンサーが何種類もありますし、今回は大きな問題は無かったのですが、基本的に後付なので付けた人の裁量で取付位置などが異なり、場合によってはこれも大加工が必要になるかもしれません。次回はもうちょっと頂かないといけないと思いました。

中古車速報 2018/08/10

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中古車速報です。

2003MY 300Tdi
走行107000km
ジャバブラック
NOX PM適合
3ナンバー 9人乗り
アウターロールケージ付
車検30年12月

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当社のお客様からの買取車です。
タイミングベルト交換は3年前に実施済みなので今回は行いませんが、ブッシュ、ショックアブソーバー交換、クラッチオーバーホールを行います。


お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

中古車速報 2018/08/25

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中古車速報です。

2005MY Td5
走行128000km
チョウトンホワイト
NOX PM適合
3ナンバー 9人乗り
車検32年2月

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今まで専門店さんでしっかりメンテナンスされた来ていますし、ワンオーナーで、車庫保管、大変綺麗な車です。それでも、そろそろ交換が必要になってくるところはたくさんありますので、ショックアブソーバー、足回りブッシュ、燃料ポンプは交換、クラッチもオーバーホールして販売します。

価格は400万円台中盤を予定しています。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

クラッチマスター給油

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よくクラッチペダルからキコキコ音がするという相談を受けることがあります。
大抵の方はまずペダルの付け根やスプリングにグリスをスプレーするのですが、半分以上はこれでは止まりません。
これで諦めてしまったり、中には整備工場でクラッチ内部の音だからオーバーホールが必要と言われたという方もいます。内部の音であることも無い事は無いのですが、ほとんどは違います。

キコキコ音はクラッチマスター周辺からの異音であることが多いです。
グリスを注す手順はこちらです。

まずは、ボンネットを開けエンジンルームからの作業になります。

クラッチマスターブラケットの蓋を開け、クラッチマスターが見えるようにします。

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クラッチマスターのゴムカバーをプライヤーなどで摘まんで外します。

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内部のロッドとピストンの当たり面にスプレーでグリスを塗ります。

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グリスの種類にご注意ください。室内のスプリングに塗るのは何でもいいのですが、ここに塗るのはゴムに対して攻撃性の低いものである必要があります。シリコングリスなどが良いでしょう。

できれば二人で作業して、一人がペダルを連続して踏んでいる間にもう一人が吹き付けるといいです。

音が消えたらゴムカバーと蓋を戻して完了です。

クーラーブロワモーター

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FACEBOOKの方に軽く書き始めたのですが、すぐに事態が進展して真相が判明したので、同じ被害に合う人が出ないように、こちらでもう一度まとめて書きます。

ディフェンダーの純正クーラー用クーラーブロワモーター、品番はJNB100080です。XA(99MY)以降の車、またはそれ以前でも純正クーラーキットを取り付けられた車用です。Diavia等の社外クーラーには適合しませんのでご注意を。

純正とOEM品があるのですが、一度OEMでハズレを掴んだことがあるのと、純正とOEMの価格差が小さいので、最近は純正だけを使用していました。ところが、純正の供給がしばらく止まってしまい、入ってこなかったので、今回久しぶりにOEM品を注文しました。

OEM品
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しかし、間の悪いことにOEM品が届くとほぼ同時に純正品も入荷してしまいました。よく出る部品なので、在庫が多くなるのは問題ないのですが、純正とOEMの形状が違います。

純正品
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比較

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形状、レジスターの位置が全く違います。

こういう場合、大抵純正以外の方が間違っているのですが、今回は正しいというか、従来通りの形状で、そのまま取り付けられるのはOEMの方です。

実はこれが届く以前に、お客様から相談を受けており、ランドローバージャパンに部品を注文したら同形状の部品が来てしまい困っている、ランドローバージャパンにある在庫も全てこの形状であるということでした。

ランドローバーはこんな感じで部品の仕様変更を時々行い、部品形状を仕様変更後のものに統一してしまう(=旧型部品は部分交換ができずASSY交換になるか、何かアダプターのようなものが必要)ということをよくやります。今回もそれだろうと思って、2点の違いを説明する写真を添付して、問い合わせしました。

するとVIN(車台番号)を聞かれ、SALLDHMHJ74A67・・・と伝えると、帰ってきた答えが

「ランドローバーEPCは、あなたが使用すべき正しい部品がSTC3982であると言っています」

今までJNB100080を何個も交換したことがあるのだから、そんなわけないと思って調べると、STC3982はV8EFI用、つまり日本では主に90V8用のブロワであることが分かりました。そしてSTC3982を画像検索してみると、まさに今回JNB100080として送られてきたものと一致します。極めつけは、EBAYではSTC3982としてJNB100080を売っているのを発見しました。

以上の事から考えると、どうしてそんなことになるのか分かりませんが、メーカーのデータの中で、STC3982とJNB100080の仕様が完全に入れ替わってしまっていることになります。

JNB100080をディーラーや一般の部品商さんで注文する際は、訂正されてるか確認してからの方が良いでしょう。結構内装を分解しないと交換できない部品ですので、いざ交換しようとしたときに使えないことが分かると、非常にダメージが大きいです。

ちなみに、STC3982の方が現地価格で1万円程安いので、訂正される前なら、JNB100080が欲しい場合は、あえてSTC3982を注文すると安く手に入る?かもしれません。

ディフェンダー90Tdi 全塗装 & モディファイ

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7月にこちらの車を買い取らせていただきました。

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国内では110より遥かに希少なTdiの90です。
塗装も劣化し、内外装に多少の傷みはあるものの、機関は好調ですし、ドアの下部等にもほとんど錆が無く、大切に乗られていたことが窺えます。
まずは内外装現状で軽く紹介してみましたが、特に反響は無し。
https://blogs.yahoo.co.jp/asahimotors2000/41463149.html
ならば、どこまで仕上げようかと思案していたところに、ランドローバー70周年記念のイベントにお誘いいただきました。

だったら、手ぶらで参加するのも何ですし、仕上げて持って行こうと思い立ちました。しかし、全塗装はずっと予約が詰まっており、とても自社でやっている余裕はありません。そこで、久しぶりに外注さんにお願いすることにしました。以前は何度か外注さんに全塗装をお願いしたこともありましたが、仕上がりと費用の面で合わず、10年以上はすべて自社で行っていました。しかし、依頼が多くてこなしきれなくなり、何とか外注先を開拓しなければならないと思っていたところだったので、全塗装外注のテストケースとして良い機会であると考えて、このプロジェクトをスタートさせました。

塗装前のバラシは当社で行います。この辺まで分解して、外注さんに引き渡しました。

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鈑金塗装作業は時々当社からスタッフを派遣して打ち合わせしながら行ってもらいました。

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外注先での作業を終えて帰ってきたときはこの状態です。

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ちなみにこの時点でイベント1週間前。急いで組まなくてはいけません。

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今回のペイントはランドローバーシリーズ物をイメージしたツートンカラー。ボディキャッピングはシルバーにしました。塗装色はミニのオキシジェンブルーという色で、過去にクラシックレンジのレストアの際に塗装して感じが良かった色です。フロント周りもヘリテイジグリルやガルバナイズドのバンパーを使って、シリーズ風に仕上げます。

そして、内装にも手を入れます。ステアリング、フロアカーペット、ルーフトリム、シート、キャビーボックス、シフトノブ、スイッチパネル・・・

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足回りもリフトアップされていたものを、新品を使ってノーマルに戻しました。防錆塗装もしてきれいに見せます。

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そんなこんなで、なんとかイベント前日、つまりは出発当日に完成し、軽井沢でお披露目することができました。本当はもうちょっと余裕を持って完成させるつもりでしたし、もう少し内装も懲りたいと思っていたのですが、間に合わない部分が多くありました。それでも一応は形にすることができました。

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もう一つの目的である外注さんのお試しも、今後も作業OKと言っていただきました。価格的には多少高くなってしまうかもしれませんし、状態が悪くて切った貼ったを伴う車は難しいかもしれませんが、状況に応じて依頼していこうと思います。メインで想定しているのは、中古車販売前の全塗装です。在庫車を色を変えて買いたいと言われる方は多いのですが、現在はすぐに作業ができる状況にないので、現状色で予約の順番が回ってくるまで乗ってもらうか、諦めていただくしかありませんでした。しかし、これが外注さんにお願いできるのなら、納車前整備の期間を含めても、2ヶ月半から3ヶ月もあれば全塗装まで終えて納車できるようになると思います。


さて、もちろん今回仕上げたこの車も販売車両です。
詳細は次回のブログで紹介いたします。

中古車速報 2018/11/06

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中古車速報?です。
一度紹介した車ですが、内外装に大幅に手を入れました。

95MY 300Tdi 
走行不明(予想では10~15万km)
NOX PM 不適合
3ナンバー
4人乗り登録予定(3~6人でも可)

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製作過程はこちらをご確認ください。


まず、ボディ色はミニのオキシジェンブルー。ランドローバーシリーズのマリンブルーという色に近く、どこでも簡単に調色できる色を選びました。光の当たり方で鮮やかに見えたり、落ち着いて見えたりする色です。

前回りは逆凸型ヘリテイジグリル ヘリテイジヘッドランプパネル ガルバナイズドフロントバンパーでランドローバーシリーズ風に仕上げています。

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後はボディキャッピングは艶消しのシルバーで。クロスメンバーもチェッカープレートを付けて色を合わせました。

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ホイールはクラシックレンジのロスタイルホイール。センターキャップはボディ色で塗ってみました。ナンバー灯はクロームタイプ。それから、細かいですが、バックドアハンドルのプレートをステンレスにしてあります。もちろん、その他もステンレスボルトキットに変更しました。

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ミラーも新品にするついでに大型タイプにしました。

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内装に行きまして、ルーフトリムは張替。サンルーフは新品交換。

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シートはXSハーフレザーで張替。ウレタンフォームも交換してあります。キャビーボックスもプレミアムXSです。

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ステアリングはEXMOORTRIMのウッドタイプ。スイッチパネルはアルミに交換しました。

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シフトノブはブラックのアルミ。シートボックスやフロア周りのカーペットはプレミアムカーペットキットに変更してあります。レザーのサイドブレーキやシフトのゲイターもこのキットに含まれます。

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リヤはバックドアトリムをくたびれた純正のベニヤ板から樹脂の一体型に。カーペットはゴムシートとコインマットを組み合わせ、自作しています。シートは新品のブラックビニールタイプを2脚。今のところ4人乗り登録予定ですが、シートを増減させて3~6人乗りも可能です。

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エンジンや機関の方は売約後に整備していきますが、ホース類一式の交換はしてあります。また、コイルとショックアブソーバーは新品です。

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その他の整備はいつもと同じように、タイミングベルト交換、ハブスイベルオーバーホール、クラッチオーバーホール、足回りのブッシュ一式等、一通り行います。

本当を言うと、ここまでやった車ですので、できれば、ターボ、噴射ポンプ、インジェクタ、エンジン腰上くらいのオーバーホールまでやってしまいたいとも思うのですが、現状は特に調子は悪くないですし、車両価格が高くなりすぎるので、自制しました。ご希望の方はオプションとして特別価格にて承りますので、お申し付けください。

中古車速報 2018/11/11

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中古車速報です。
久しぶりに在庫が5台になり、カーセンサーの枠と自社サイトの1ページ目を埋められました。
このところ、中古車が売れると、もちろんうれしいのですが、何故か「せっかく集めた在庫が無くなっちゃった」という少しガッカリした気分にもなるという本末転倒な状態でしたが、少し落ち着いた感じです。


2004MY 正規輸入 Td5 SE
走行88000km
ジャバブラック
NOX PMf不適合
1ナンバー 5人乗り
車検1年付き

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2002MY 正規輸入 Td5 SW
走行142000km
ルトランドレッド
NOX PMf不適合
1ナンバー 5人乗り
車検1年付き

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ショック・コイル・タイヤ・ホイールを新品交換済み。

もちろん2台ともいつものように、燃料ポンプ・クラッチオーバーホール・足回りブッシュ・ハブ&スイベルオーバーホール等の一式整備も行います。

3ナンバー化、NOX/PM適合化も可能です。

お問い合わせはホームページの問い合わせフォームから。

中古車速報 2018/12/07

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中古車速報です。
先日買い取ってきたこちらの車です。

2003MY 正規輸入 Td5 SE
走行195000km
チャウトンホワイト
NOX PM適合
3ナンバー 7人乗り
車検31年4月

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どういう仕上をして、どういう価格で販売しようか検討中です。

足回りも結構ガタが来ているので、ブッシュ交換、ショック交換、ハブスイベルオーバーホールはいつものことですし、その他機械的な不具を直さず販売する事は無いので、そちらは言ってしまえばどうでもいいのですが、問題は内外装です。

まずは、ルーフ。
おそらく剥がれて黒に塗装されていますが、下の塗装ごとまた剥がれてきてしまっています。写真では分かりづらいですが、後方にもちょっと突けば剥離してしまいそうなところが結構あります。

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ルーフを一度取り外して、剥離剤を使って旧塗膜を完全除去してから再塗装というのが必要ですが、そこまでやるとガラスゴムの交換も含め、定価では20万円以上の費用がかかります。当然コストアップで、それは販売価格に反映されます。しかし、ルーフキャリアを付ける方等、ルーフの塗装が少々剥げていようが関係ない、その分安い方が良いということもあるかもしれません。また、塗り直すにしても黒のままにするのか、白に戻すのかも選択が出てきます。

それからホイールとタイヤです。

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スペアは純正ブーストですが、その他はスチールのエイトスポーク。イマイチです。かといって、好みが出るところですから、適当に交換してしまうよりは、このままの方が・・・とも思います。タイヤも交換してもしなくてもいい微妙なとこです。タイヤとホイールを5本セットで新品交換すれば、それだけで20~30万円ですから、無駄なことはせずに、購入される方の好みで追加していただいた方が良いかもしれません。

次はフロントガラス。飛び石傷が二か所。

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しかも、端にあるので修理できるかどうか微妙なとことです。新品交換しようと思うのですが、SEなので熱線ガラスで、これが高いです。熱線入り社外品もありますが、正直品質は悪いです。熱線無しOEMなら費用は半額以下。熱線は寒冷地の方にとっては、あれば便利な機能ですが、使わない方にとっては結構目障りにもなります。

そして、フロントシート。お決まりの破れと粉吹きもありますし、運転席は背もたれのフォームが崩れています。
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セカンドシートも劣化はありますから、全部張り替えるのがベスト。現在のものと同等のXSハーフレザーで前後とも張り替えれば20万円近くかかります。しかし、レカロ等に交換したい人にとっては全くの無駄です。

以上のような部分をどうするかによって、車両価格は420万円~500万円と、大幅に変動します。ご希望の仕様で買いたいという方はお早めにお問い合わせください。当面はルーフの塗装などには手を出す余裕はありませんが、タイヤ・ホイールは早いうちに交換するかもしれません。

info@asahimotos.net

冬期休業のお知らせ

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誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。

12月30日(日)~1月6日(日)

上記期間中のお問い合わせへの回答、部品の発送などは平成31年1月7日以降となります。

また、12月28日・29日は営業はしておりますが、工場の清掃・メンテナンスのため、作業は行うことができません。受付のみとなります。

部品通販のスケジュールについてはこちらをご確認ください。
https://blogs.yahoo.co.jp/asahipartsoda/archive/2018/12/18
27日以降は年内配達地域に制限が出てきますので、年末年始のお休みで作業をしようと考えられている方は、お早めに部品の注文をお願いいたします。


新年につきましては、1月7日は月曜日ですが、営業いたします。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

中古車速報 2019/01/24

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中古車速報です。

2002MY 正規輸入 Td5 SW
走行145000km
チャウトンホワイト
NOX PM不適合
3ナンバー 9人乗り

車検は32年3月まで残っているのですが、排ガス規制で自社に名義変更できないので、近日抹消予定です。すぐに規制地域外か、規制地域でも排ガス規制適合させて購入されるという新オーナーさんが見つかれば、抹消せずに名義変更できますので、車検残りありでも販売できます。車検新規で取るよりは安くなります。

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装備は、フェイスガード、スペアタイヤキャリア、フロアチェッカー、LEDランプ、HIDヘッドランプ、FFヒーター、モトリタステアリング、スノーカバーと、大変充実しています。しかも3ナンバー取得済み。

約3年前に当社で販売した車両で、当時が56,000劼覆里如■廓で約9万kmも走られたことになります。その納車前に、ショックアブソーバー交換、クラッチオーバーホール等しています。現在、中古車を販売する際、これくらいの走行距離の車は全て行っているのですが、交換後9万kmとはいえ3年なので、それほど劣化を感じません。交換するのもちょっともったいないような気もするので、これは応談ということで。当然、交換しなければその分安く販売できます。
ハブ・スイベル等も3年前にオーバーホールしていますが、こちらは今回も行います。

価格的には400万円台中盤を予定しています。

2015MY マルチファンクションスイッチ

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こちらの写真、ウインカースイッチを自分で交換したことがある方は違和感を感じるのではないでしょうか?

これは2015年モデルのマルチファンクションスイッチ。つまり、ヘッドランプとワイパーとウインカーのスイッチです。驚くべきことに、これで一つの部品です。3つのスイッチの単体販売はありません。ということは、どれか1個でも壊れれば全部交換しろということです。悪質な抱き合わせ販売のように思えます。

なぜ、2015年モデルがこうなっているかですが、おそらくDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)への対応の為です。2015年モデルのヨーロッパ仕様車にはこれが標準装備されています。輸出仕様車はDSCは付いていませんが、パーツリストが正しければ全部このタイプになっているはずです。
2014年モデルまでは、ステアリング側に突起があり、それがウインカースイッチのキャンセラーの窪みに噛み合って作動するようになっています。
これが2015年モデルになると、逆にステアリング側に窪みがあり、そこにこのスイッチの回転するグレーの突起が噛み合います。そして、DSC付き車はこの突起がステアリングローテーションセンサーにも噛み合うようになっています。センサーがあるということは、中央の金属のブラケットと回転突起との位置関係が重要になるのかもしれませんから、ブラケットとウインカースイッチが一体になるのは理解できます。しかし、ヘッドランプとワイパーのスイッチまでセットにしてしまう意味が分かりません。

実際、見る限りは付いているワイパースイッチもヘッドランプスイッチも2014年モデルまでのものと同じです。ヘッドランプスイッチは配線がビニールテープで巻きつけられていますが、テープを切ってしまえば分離できます。
ということで、まだ実証はできていませんが、2015年モデルでヘッドランプスイッチやワイパースイッチが壊れて場合でも、2014年モデル以前のものが流用できるのではないかと思います。ウインカースイッチだけは無理なので、壊れた場合は残念ながらこの写真の部品、つまりヘッドランプスイッチとワイパースイッチもセットで交換するということになります。

それから、もし旧モデルに2015年モデルのステアリングを流用する場合、このスイッチが必要になります。その逆で2015年モデルに旧モデルのステアリングを流用する場合も同じように旧モデル用のウインカースイッチが必要になりますが、DSC付きの車は正常に作動しなくなりますので、流用不可となります。

スタッドレスタイヤセット 在庫処分販売

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スタッドレスの在庫処分販売のご案内です。

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ダンロップ グラントレックSJ5 235/80R16

タイヤの残りは2セット=8本です。
今回は下記のいずれかのホイールとセットでの販売です。組付けバランス調整してのお渡しになります。

ヘビーデューティーホイール(黒・社外)セット 140,400円

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ヘビーデューティーホイール(白・社外)セット 140,400円

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SAW TOOTHホイール(社外)セット   205,200円

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中古ブーストホイール(傷あり) セット 108,000円

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通販の場合は送料別途です。

全てホイールナットは別売りです。

タイヤは2セットしかないので、上記のうち2セットが売約となれば終了します。

ヘビーデュティーホイールは社外品で塗装済みです。黒でも、純正品と違ってプライマーだけではなく本塗装がしてあるので、すぐに錆びることはありません。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまでお願いいたします。

GW休業のお知らせ

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誠に勝手ではございますが、GW期間中は下記の日程にて休業させていただきます。

4月29日     休業
4月30日     営業
5月1日・2日   受付対応のみ営業
5月3日~5月6日 休業


ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

ディフェンダー 中古並行車 レストアレポート

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久し振りにブログの更新です。最近は忙しく、基本的に長文を書くブログは、中古車情報くらいしか更新がありませんでした。FACEBOOKの方はほとんど毎日何か書いていますので、こちらしか見ていない方はFACEBOOKの方もご覧ください。

というか、YAHOOブログは今年で終了だそうです。どこか引っ越し先を探さないといけないですね。どこが便利なのでしょうか?お勧めがあったら教えてください。


さて、昨年行ったディフェンダーのレストア作業のレポートです。

ベースとなるのはイギリスからの中古並行の300Tdiです。
遠目には綺麗な車でした。

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しかし、近付けばこんな感じ。

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ただ、既に我々、これくらいのことは何とも思わなくなっております。
軽い気持ちで、作業をスタートしました。

しかし、ボディをバラシ始めた時点で、甘かったことを思い知ります。ドアは最初から5枚交換が前提だったので、錆びているのは全く気にしていませんでした。ボディもフレームも、見えている部分は錆び止め塗装もされておりそれほど悪くはありません。クロスメンバーも交換されていますし、メインフレームにもしっかり錆止め塗装がされており、リヤクォーターのキャッピングなど、腐食した部分を交換して全塗装をするだけだと考えていました。しかし、リヤフロア、バルクヘッドなどボディパネルの見えていなかった部分のボディの腐食が酷いのです。それどころか、フレームもメイン部分の状態は悪くないのですが、アウトリガ・ブラケットと呼ばれるような張り出してボディを支えるような部分がかなり腐食が進んでいます。

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これが判明したことにより、「ちょっとパーツ交換多めの全塗装作業」が「フルレストア作業」にランクアップしてしまいました。

まずは、フレームのレストアです。

サンダーやワイヤーブラシの他、ニードルスケーラーという道具を使って錆を落としていきます。中古並行車によくあるのですが、ずっと乾かないベタベタする防錆塗料が塗ってあります。これの防錆効果は確かに高いのですが、泥や汚れが付着して汚くなるので、あまり好きではありません。何より、これをきれいに取るのは本当に大変です。

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同時に腐食しているブラケット、アウトリガを切断、補修用パーツと交換します。

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そして、全体にサフェーサー

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最後に防錆塗装。

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これでフレームは完成です。次回に続きます。

ディフェンダー 中古並行車 レストアレポート (2)

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次はボディです。
フレームに足回りを取付けて転がるようにしてから、ボディを仮組していきます。

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リヤボディは交換予定ではなかったのですが、腐食が酷く、部品取車から外してきました。サイドシルのインナー、センターピラーも合わせて交換します。
ドアは予定通り5枚新品でボンネットは中古品、バルクヘッドも部品取から移植しました。バルクヘッドももちろん交換予定ではありませんでした。これを交換すると手間が非常に増えます。

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仮組の完了です。

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ルーフとワインレッドの部分が元の車の物。白が部品取り、プライマーの黒が新品パネルです。もはや、これを元の車と言っていいのかどうか。

仮組して、大きな問題なく組み付けができることが確定しましたので、塗装に入ります。

まずはルーフから。サンルーフは撤去してしまいました。

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バルクヘッドの塗装。

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バルクヘッドの塗装が済めば、エンジン・ミッション・ブレーキ配管等を組み付けられます。

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並行して、その他のボディーパーツの塗装。

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そして、リヤボディを再度フレームに載せ、塗装の準備。

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塗装完了です。

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ここまでくれば、あとはいつもの作業。塗装済みのボディパネルを組み付けていきます。

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次回に続きます。

ディフェンダー 中古並行車 レストアレポート (3)

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ボディが完了し、あとは内装とその他の作業です。

ルーフトリムは貼替。

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フロアにはEXMOORTRIMのプレミアムカーペットキット。シフトゲイターやサイドブレーキのブーツまで含まれるキットです。

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シートはリトリムキットで張替。

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クーラーは付いていなかったので、新品のクーラーキットを取り付けます。

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内装とは関係ないですが、ステンレスエキゾーストキット。

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そして、完成。ビフォア&アフターです。写真だと意外とビフォアも綺麗に見えるのが納得いきませんが・・・

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 ボディの作業を本格的に始めたのが昨年7月、完了が年末でしたので、5ヶ月。その前の機関部の整備などは春先から始めていましたので、8ヶ月以上を費やしての作業でした。費用に関しては考えたくありませんので、聞かないでください。イギリスからの中古並行輸入は、今後は行う予定はありません。この車と、今この車以上に苦戦しているクラシックレンジ200Tdiが最後になると思います。今回のレポートでも分かるように、中古並行車を日本で新車から乗られていた車以上の状態に仕上げようとすると、とんでもない時間と費用がかかり、正直全く割に合いません。もちろん、予算を無制限で付けていただければやらせていただきますが、それなら国内にある状態の悪い車をリフレッシュした方が費用も時間もかかりません。国内で新車から乗られていた車のかなり状態が悪いものが、イギリスの普通の中古車と同レベルだと思っていただければいいです。
 
 そんなわけで、現在ディフェンダーにお乗りの方は、良い状態を保てるよう、しっかりメンテナンスを行っていただきたいと思います。チラホラと新型の写真が出てきていますが、アレでは旧型の人気は衰えることはないでしょう。
 ボディワークの方は、作業がかなり詰まっていて、ご予約いただいても作業はかなり先になってしまいますが、機関部分の入庫はそれほどお待たせすることはありません。足回りやエンジンにしっかり手を入れた前後での変化は、ボディのように派手ではありませんが、運転する度にジワジワと気持のよさがこみあげてくるような感じで、是非体験していただきたいと思います。

部品販売 お問い合わせについて

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過去にも何度か書いていますが、何度書いてもなかなか聞いていただけませんので、また書かせていただきます。

電話でのパーツの注文や適合・在庫、取付方法、その他の部品に関するお問い合わせにはお答えいたしません。

現在では、パーツの通販部門は車両整備・販売部門から独立して運営しております。実質的には別経営と持っていただいた方が良いかもしれません。ネットショップに掲載されている商品について、旭モータース(0532-31-0324)にお電話で注文や在庫のお問い合わせをいただいても、こちらではお答えができません。お問い合わせは、必ずメールか問い合わせフォームでお願いいたします。

メール 
parts@asahimotors.net

問い合わせフォーム
自社
http://asahimotors.net/defender/form.php
または、各部品の問い合わせボタン

YAHOOショップ
https://talk.shopping.yahoo.co.jp/contact/asahimotors
または、各部品の問い合わせボタン

パーツ部門のご注文、お問い合わせ方法はメール・注文システム使用のみです。何らかの理由でメールができないという方は、申し訳ありませんが当社ではご注文ができません。

それから、お問い合わせで最も多いのは在庫確認なのですが、YAHOOショップ掲載商品は在庫確認は必要ありません。掲載しているものに関しては基本的に全て在庫があるようにしていますので、そのまま注文いただければ、時間によっては当日、又は翌営業日には発送いたします。ただし、あまり使用頻度の高くない部品については在庫数が少ない場合もあり、そういう商品に偶然注文が集中してしまったときは更新が間に合わず、欠品になることはあります。それ以外では、在庫がなくなった商品は速やかに掲載を中止していますので、注文したものが欠品だったということは少ないと思います。特に消耗品や機能部品、それが無いと動けなくなったり、車検に通らなくなったりするような部品は、かなり多めに在庫しておりますので、そのまま注文いただければ大丈夫です。尚、YAHOOショップに掲載していないものでもかなり在庫は持っています。そういう物は、品番か部品名称でお問い合わせいただければ、ご回答いたします。名称が分からなければ、写真添付でも構いません。

パーツ販売について電話での対応をお断りするとお怒りになられる方もいらっしゃいます。しかし、残念ながら、パーツについて十分回答できる程知識のあるスタッフ=メカニックを常時電話応対ができる体制にしておくのは不可能です。また、逆にメカニックは部品の在庫・価格・納期等については回答できません。そのため、メールでお問い合わせを受けて、部品販売担当者が判断できないような問い合わせであれば、メカニックの作業の合間に、メカニックと販売担当者が相談の上で回答する、もしくは整備部門にメールを転送し、時間ができた時に返信するというシステムにしております。それから、部品担当は倉庫での整理作業、海外から送られてきた部品の開梱・整理作業もしておりますので、メールに即時返信できるわけではありません。また、部品部門は毎週月曜に加え、隔週日曜で休業となりますので、その際のご回答は翌営業日となります。

急いでいるから電話で注文してすぐに送ってほしい、メールやネットは苦手だ、面倒だ等、色々ご事情はあるかと思いますが、残念ながら全てのご要望にはお答えができません。

また、販売している部品の取付方法・交換手順・修理方法を電話・メールでご指導するということも基本的には行っておりません。
ノウハウも当社の重要な商品ですので、無料でお教えするということはできません。無料どころか、取付指導のために電話口でメカニックが拘束されれば、その間の現場作業は滞ってしまいます。それだけではなく、メカニックがやればすぐに終わる上に、工賃もいただける作業を、電話口で長時間かけて素人さんでも分かるように、無料で説明するということは、経営面からみれば二重の意味で損害になります。

部品を販売しているのにその取付方法をサポートしないのはけしからん、サポートできないのであれば販売するなというご意見が多いようでしたら、通販はやめようと思っていますし、現在でも取り付け難易度の高い部品はできるだけYAHOOショップには掲載しないようにしています。

ただし、「基本的には」ですのでお教えする場合もあります。

●当社で販売した中古車を修理される整備工場さんからの質問

これは当然です。

●ご自身で基本的なトラブルシューティングをしたり、調べたり、少なくとも作業をしてみて、行き詰ってからから質問される場合。

「こういう症状があり、これを疑い、こことここを調べましたが異常ありませんでした。次はどこを疑ったらいいでしょうか?」

「こういう症状で、ネットで調べたら似たような事例があったので、試してみましたが改善しませんでした。次は何をするべきでしょうか?」

 というのならお教えすることが多いですし、FACEBOOK等で作業レポートをしている方などには頼まれなくても勝手に口を出したりします。

しかし、現実には「○○を交換したいので、必要な工具を教えてください」とか、「〇〇を注文して交換しようと思うので、交換手順を教えてください」「〇〇の締め付けトルクを教えてください」「〇〇(作業)に必要な部品を全部教えてください」とかいう質問が非常に多いです。こういうワークショップマニュアル・パーツカタログを読めば書いてあることにはお答えしません。前から書いているように、良いことではないですが、ワークショップマニュアルやパーツカタログはちょっと検索すれば、ネット上に無料の物が落ちています。紙媒体で欲しければ、ちょっと高いですが、お金を出せばAMAZONでも買えますし、当社でも取り寄せできます。これすら読まずに、プロに手順を聞くことの何がDIYなのでしょうか。でも、DIYというか、実はプロでもこういうのは多いですが・・・。

最後にもう一つご注意です。部品の店頭販売・店頭渡しをご希望の方も事前にメールでご連絡ください。商品は店舗から離れた倉庫に保管されているものもありますし、店舗の部品庫のどこにどの部品が保管されているか、完全に把握している者が常にいるわけではありません。担当者不在の場合は、せっかくご来店いただいても、倉庫から部品を見つけられないということもあります。必ず事前にご連絡いただき、注文部品を伝えて受付に部品を準備させてください。

長々と苦言のようなことを書いてしまいましたが、できるだけリーズナブルな価格で、安定して部品を販売できるようにするために大切なことですので、ご理解とご協力をお願いいたします。

中古車速報 2019/06/07

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中古車速報です。

2001MY 300Tdi
走行212000km
NOX PM不適合
3ナンバー 9人乗り

AT化されていた車でしたが、AT不良の状態で買い取らせていただきました。ATを修理することも考えましたが、費用面も考えて、中古のマニュアルトランスミッションを使ってマニュアルに戻すことにしました。

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こちらの車はちょうど1年ほど前にタイミングベルトが切れ(タイミングクランクギヤの不良によりベルトが絡まった)、シリンダヘッドのオーバーホールを行っています。15年~20年、20万km位になると、オーバーヒートなど特に無くてもヘッドガスケットが抜ける車が多くなってきますが、当然それも交換済み。エンジンの調子も良いです。
当然、いつものようにショックアブソーバー、ブッシュなどは一式新品にします。ミッションを載せ替えていますので、クラッチも新品です。

この年式のTdiでNOX/PM不適合というのは実は珍しいです。本来は適合のはずなのですが、おそらく手続き上のミスにより、不適合となってしまったようです。問い合わせをしましたが、残念ながらそれを訂正することはできませんでした。
非常に残念ですが、そのおかげで昨今の300Tdiの高騰の割には多少安くなっていますし、何より規制地域の方が買えないので、競争率は低くなります。
3ナンバーなので、NOX・PM規制地域外で登録してしまえば、関東や大阪のディーゼル規制条例への乗り入れ規制は対象ではありません。

お問い合わせはこちらの問い合わせフォームからお願いいたします。

ディフェンダー Td5のECU修理・交換

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最近、Td5のECUについての相談を多くいただきます。

それもそのはずで、昔は10万円程度で購入できたTd5のECUが年々高額になっていき、今ではメーカーの純正定価は50万円を超えます。イギリスから直接取り寄せれば、もう少し安くなりますが、そう簡単には手が出せない金額であることは間違いありません。

それでも、お金さえ出せば何とかなるかというとそうでもありません。ECUを交換するには10ASユニットというセキュリティECUと同期をしてやる必要がありますし、完全な新品ECUの場合はデータの書き込みをしなければエンジンすらかかりません。これにはディーラーや専門店の持っている診断機が必要になります。
では、ディーラーに頼めばいいのかと言えば、昨今のディーラー網の再編のせいでそうもいかないようです。今までランドローバーディーラーを運営していた会社が撤退し、他の会社がディーラー権を取って新規参入した場合、Td5のような古い車に対応する診断機を導入しないことがあるようです。更に古くからのディーラーでも、診断機が壊れてしまって、使用頻度が低いから修理や買い替えをしていないということもあり、ランドローバーディーラーなのに正規輸入のディフェンダーでも整備しきれないことがあるという事態になっているそうです。

そういう事情から、遠方のお客様のECU修理・交換にも対応できる方法を考えました。

まず、ECUが壊れているかどうかの判断ですが、経験上、壊れ方は主に2種類あります。

(1) クランキングはしても全くエンジンがかからなくなる症状で、イグニションスイッチオンでも、エンジンチェックランプの初期点灯が無くなります。燃料ポンプも回りません。この場合は、診断機などを使っても、ECUにアクセスできませんので、フォルトコードの読出しもできません。

(2) エンジンがかかるものの、ものすごい黒煙を吐いたり、アイドリングも不調で、すぐにエンストしてしまいます。この場合、対応する診断機で以下のフォルトコードを読み出せることが多いです。

INJECTOR 1-5 PEAK CHARGE SHORT LOGGED

TOPSIDE SWITCH FAILED PRE INJECTION

BOTTOMSIDE CURRENT TRIP LOGGED

これらの症状が出た場合、可能であれば車両ごとロードサービスなどを利用して搬入していただければ一番なのですが、遠方でそれが不可能という場合、運転席下のECU本体と、メーター奥の10ASユニット(セキュリティECU)を取り外して送ってください。それを当社にある在庫車に仮取付することで、故障診断や交換時の再セッティングが可能になります。

メインECUはすぐに分かると思いますが、10ASユニットはここに隠されています。

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これを取り外して送ってください。診断の結果、ECU不良が確定した場合、解決法補は4つです。


1 ECUの純正新品交換
納期はメーカー在庫によって2週間~となります。
 一番確実な修理方法です。デメリットはとんでもなく高いこと。

2 リビルト品交換(1年保証)
納期は2週間ほどです。
 イギリスのリビルトメーカーの商品です。純正品に比べればかなり安くなります。

3 現品修理(1年保証)
 イギリスの専門業者に送って修理します。一番安い方法です。デメリットは時間がかかること(約1ヶ月)壊れ方によってはイギリスに送って点検しても修理不能と判断される場合もあります。その場合も点検料と送料がかかってしまいます。

4 リペア品交換(1年保証) 
ECUを交換した場合、壊れたECUは当社で回収します。それを修理したものを在庫していますので、それとの交換をします。メリットは素早く修理(最短で即日発送)できることです。デメリットはあくまでも修理した中古品であること、在庫に限りがあることです。

 現品修理以外は、ECU取替後に再セッティングが必要です。純正新品の場合は、プログラムの書き込みとセキュリティECUとの同期、インジェクターコードの登録です。リビルトとリペア品の交換の場合は、セキュリティECUとの同期とインジェクターコードの登録です。
インジェクターコードというのは、インジェクターに記載されている5文字のアルファベットです。これを5気筒分、ECUに書き込んでやる必要があります。ECUの壊れ方が(2)の場合は、ECUと通信ができますので、交換前に読みだしておいて、新しいECUに書き込むということができます。
しかし、(1)の壊れ方の場合、通信不能ですので、読み出しはできず目視でコードを読む必要があります。ここで問題になるのがインジェクターが完全にヘッドカバーの中にあるというTd5の不可解な構造です。コードの確認のためにわざわざヘッドカバーを開けなければならないのです。ヘッドカバーガスケットの交換も必要になり、更に費用がかかってしまいます。
 ただし、これは正式な手順ですが、色々なところの情報によると、コードを上書きしなくても問題が無いとも言われているようです。実際、コードの上書き前に試運転などした時も、何ら不具合を感じませんでした。個人的な予想で何の根拠もありませんが、おそらく、偶然1番のインジェクターに書かれているコードが、5番のコードとしてECUに登録されているというような状態にならなければ、問題が無いのではないかと考えています。ただ、コードに使われるアルファベットは10種類程なので被らないことが無いとは言えません。可能な限り正確に上書きすることをお勧めします。遠方でECU郵送での対応の場合は、コードを読んでお伝えいただければ、それを新しいECUに登録してお返しします。

 ということで、ECU故障でも安価に(と言ってもそれなりにしますが)直すことができますし、遠方でも郵送で対応する手段が確立できましたので、ディーラーさんで工賃込み60万円というような見積もりが出ても、絶望せずにご相談ください。
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