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Channel: 車屋さんの修理記録簿
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ブレーキパッドガタつき音防止キット

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走行中のアクセルのオン・オフ、停車からの発進時などにリヤの方でコンッという打音が出るという方はいないでしょか?
これの原因としては、ショックアブソーバー(ブッシュ)、足回り、特にAアーム(サスペンションアッパリンク)のボールジョイント、リヤのフランジとドライブシャフトのスプラインのガタ、デフのバックラッシュなど、様々な原因が考えられます。これ以外の原因で、意外と知られていないのが、リヤのブレーキパッドです。
110のリヤのブレーキパッドはキャリパーの中で上下に少し動きます。ブレーキパッドとディスクローターはブレーキを踏んでいない時でも軽く接触しています。このせいで、加速時や発進時にパッドがディスクローターの回転に引っ張られて上方向に動き、キャリパーに当たって「コンッ」という打音が出ることがあります。経験上、パッド交換直後でローターとパッドが馴染んでいない時に起こりやすい気がします。特に、パッド交換のみでローターの交換や研磨をしなかった時にはよく発生する気がします。音がするだけで特に何かの不具合を引き起こすわけではないですし、馴染めば消えることも多いので、今まで問題にしていなかったのですが、以前テクニカルブリティンという不具合や苦情の情報の資料を読んでいた時に、これについて書かれているものを見つけて、対策部品が出ているのを知って取り寄せておきました。それ以来、この症状の出る車が入庫するのを待っていたのですが、本日やっと試すことができました。

部品はこれです。キャリパーの中でパッドが動かないように抑えるスプリングになっています。

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これでリヤ2輪分です。フロント用もあります。

取り付けるとこうなります。

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結果は良好。パッドはキャリパーの中で動かなくなりました。当然、打音も無くなりました。

この不具合情報には、発生する年式は2007年モデル以降と書かれていますが、ブレーキの部品や機構はそれ以前の車も同じなので、当然古い車でも発生します。フロントはベンチタイプのローターの車種はTdi以降は全車共通部品なので使えると思います。
110用のリヤは2002年以降のパッドは2007年以降と共通ですので使えます。2001年以前も使えるかどうかは未確認です。
90のリヤは発生しないと書かれています。110のようにはキャリパーの中で動かない構造だったかもしれません。

この音は故障ではありませんし、放置しても問題はありませんが、気になるという方は対処できますので、お問い合わせください。もっとも、同じような音は冒頭に書いたような原因でも発生します。それらの中で、特にスプラインの摩耗などは放置すると走行不能になりますので、気になる音がするようでしたら一度点検することをお勧めします。


以下、テクニカルブリティンの内容です。ディスクローターの回転に引っ張られるようなことは書いてありませんが、音の発生する仕組みは同じだと思います。

以下のどちらかあるいは両方の状況下で、単発のノック音やガタつき音がフロントブレーキから聞こえると顧客から苦情を受ける ことがある。

1. 前方走行中に初めてブレーキペダルを踏んだときにノック音/ガタつき音が聞こえ、ペダルから足を離し再び踏むとノック音/ ガタつき音が消える。

2. ブレーキペダルから足を離した状態で、でこぼこ道を走行するとサスペンションが移動し、ノック音/ガタつき音が聞こえる。

原因:フットブレーキを踏んだり、あらゆる地形で車両を運転するにあたってブレーキが結合しないようにするために設けたブレーキキャリパとパッド間の遊びを超えるようなでこぼこ道を走行したりする時、ブレーキパッドが上方向に動いて音が発生する。

中古車速報

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中古車速報です。

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2002年 
正規輸入車 SW
NOX・PM不適合
コニストングリーン
走行 158,000km

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ルーフは例によってハゲハゲなので、再塗装します。

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右フロントフェンダーも凹んでいるので修理します。
その他整備はいつものようにフルコース。価格は300万円台中盤くらい、正式にはこれから検討して後ほどHP掲載します。

 それにしても、ちょっと前までは不適合で15万km超えれば300万円切れてましたが、最近は20万km超えないと無理になってきました。しかも、古くなって距離が延びているわけですから、納車前の要整備箇所はどんどん増えてきます。ディフェンダーは距離が多くても大丈夫とは以前から何度も言ってきましたが、それはあくまでも適切なメンテナンスを行っていることが前提です。メンテナンスされていない車は、壊れてはいなくても問題がある箇所は多数あります。

そこで、ちょっと思いつきまして、次回から数回にわたり、当社が納車前にどんなところをチェックして、どんな整備を行っているかを、紹介してみたいと思います。その整備を通常の整備依頼として行うとどれくらいの費用がかかるのかも併記します。

少々あざといかとも思いましたが、全然整備しないで販売してしまうお店の中古車と比較されて、同じような年式、走行距離なのにあそこの方が安いから同じくらいに値引きしてくれなんて言われると、ちょっと腹も立ちます。何を言われても当社は中古車の値引きはしませんし、そんな場合は気にしなければいいだけなのですが、実際にそういう店で買われてきて整備に持ち込まれ、問題箇所が多くて愕然とされるなんてことも少なくありません。そうなるとさすがにお気の毒ですし、何よりそれでディフェンダーは壊れまくるなんて言われても面白くありません。

それに、今まではしっかり整備した上で、何とか平均的な中古車相場程度で販売することができていましたが、ここまで仕入れ価格が上がり、反対に要整備箇所が増えてしまうと、それも限界になりました。クラッチオーバーホールや、Td5では燃料ポンプの交換をほぼ全車に行うようになった現在では、さすがに相場よりある程度は高くせざるを得なくなると思います。ストレートな言い方をすれば、その言い訳をさせていただこうということになるかもしれません。

納車整備 ハブ、スイベル、ブレーキ編

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納車整備 ハブ、スイベル、ブレーキ編

予告通り、今回から数回の連載で一台の中古車を仕上げるまでをレポートします。注意いただきたい点ですが、今回紹介する作業を全ての車に一律に行うわけでは無いということです。例えば、当社の管理ユーザー様からの下取り車で、整備履歴が完全に分かっていれば、保険的な整備は行わないことも多いです。そういう車は経費がかからないので、、その分安く販売されています。
それから、部品を交換するか、オーバーホールするかというのも、車ごとに状態を判断して行っています。当社が交換しなくていいと判断しているものを無料で交換してくれというご要望にはお答えできません。もし、当社の通常の基準以上の整備をご希望の場合は、ご予算を指定していただければ、それに応じて追加の整備を提案させていただきます。その場合はサービス価格で整備させていただきます。
 それから、この車は新品交換されているのに、自分の車は交換されていないというクレームもお受けできません。その場合は、その車はこの車よりも状態が良かったのでしょうし、別の部分ではこの車では交換する必要が無かったものが交換されているかもしれません。


さて、それでは紹介いたします。
車は2003年モデル 正規輸入車Td5 走行は105,000kmです。年式から考えるとごく平均的な走行距離で、下回りのさびなどもなく、内外装もきれいで状態の良い車です。

まずはフロントブレーキ。

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パッド残量4mmってところでしょうか。半分以下なので規定により交換します。それ以前にピストン。メッキが剥げています。パッド交換するにはこのピストンをキャリパー内に押し戻す必要があります。しかし、こんな状態のものを押し戻せば、フルード漏れや引き摺りの原因になります。キャリパーオーバーホール、ピストン交換です。更にブレーキディスク(ローター)ですが、古いパッドの形で摩耗しています。このままでも制動力には大きな影響はないのですが、鳴きが出たりブレーキの感触がおかしくなったりすることがあります。今回はディスクも交換します。

フロントブレーキで費用は約7万円です。

次にリヤブレーキ。

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ほぼフロントと同じ状態です。同じくピストン交換、パッド交換、ディスクは摩耗が酷くなかったので研磨しました。

リヤブレーキの費用は約5万円です。

作業的にはブレーキと重なる部分もあるのですが、ハブとスイベルです。
ハブは4輪全てこんな状態。

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グリスは十分ではないですが、錆びもなく、大きな問題はありません。フランジの当たり面に液体ガスケットが塗ってありますから、少なくとも一度は開けられた形跡があります。10年10万kmの車がここを一度も開けられたことが無い場合、錆だらけになっているか、逆にシールの不良でデフオイルが回ってドロドロになっています。
悪い見本です。

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4輪ともこんなことにはなっていませんが、良いと言える状態でもないので、オーバーホールしました。

スイベルもオーバーホールします。ちょっと油断している間に作業が終わってしまっていましたので、この部分の作業写真はありません。この車はやはりそれなりに整備されてきているようで、スイベルハウジングの腐食もなく、各所のベアリングにも全く問題が無かったので、交換は行いませんでした。

フロントのハブ・スイベルのオーバーホールはベアリング交換無しで約6万円です。これは最小限の金額です。スイベルハウジングやベアリング、CVジョイントなどに問題があるとそれらの部品代が入りますから、最大では15万円くらいにはなります。

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こんなことになっているのも、決して珍しいことではありません。

リヤハブのオーバーホールも行い、費用は約2万円です。リヤもベアリングには問題ないので今回は交換無しですが、交換する場合は1万円追加です。

それから、絶対にチェックしなければならないのが、リヤのドライブアクスルフランジと、シャフトのスプラインの摩耗状態です。

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この車はOK。一度は交換されているのではないかと思います。これが摩耗してかみ合わなくなると、走行不能になります。これも10年落ち以上で一度も交換されていなければ、良くない状態になっていることが多いです。

こんな状態ならアウト。

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シャフトとフランジの交換は、社外品を使えば左右で3万円程度ですが、純正品だと恐ろしい金額になります。


さて、ハブ、スイベル、ブレーキ編の費用計算です。

フロントブレーキ    7万円
リヤブレーキ      5万円
フロントハブスイベル  6万円
リヤハブ        2万円 
合計         20万円

ただし、作業が重複する部分もあるので、実際に全てを同時にやれば、1万円くらいは安くなります。

仕上がりはこんな感じです。

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 誤解しないでいただきたいのですが、この車の状態が悪いわけではありません。むしろ良い方でしょう。上記の整備を行わなくても、車検は余裕で合格します。普通の車検で入庫した車がこのような状態なら、全ておすすめ作業として見積もりには計上しますが、作業されるかどうかはお客様の判断にお任せしています。ブレーキパッドだって、あと2万kmくらいは何とかもちますから、ギリギリまで使って交換でも問題はありませんし、ディスクローターも必ずしも交換や研磨をする必要もありません。あくまでも、良い状態で乗り始めていただくための整備をするとこうなるということです。

それでは次回に続きます。

納車整備 燃料系編

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2回目は燃料系です。


ご注意

今回紹介する作業を全ての車に一律に行うわけではありません。例えば、当社の管理ユーザー様からの下取り車で、整備履歴が完全に分かっていれば、保険的な整備は行わないことも多いです。そういう車は経費がかからないので、その分安く販売されています。
それから、部品を交換するか、オーバーホールするかというのも、車ごとに状態を判断して行っています。当社が交換しなくていいと判断しているものを無料で交換してくれというご要望にはお答えできません。もし、当社の通常の基準以上の整備をご希望の場合は、ご予算を指定していただければ、それに応じて追加の整備を提案させていただきます。その場合はサービス価格で対応させていただきます。また、この車は新品交換されているのに、自分の車は交換されていないというクレームもお受けできません。その場合は、その車はこの車よりも状態が良かったのでしょうし、別の部分ではこの車では交換する必要が無かったものが交換されているかもしれません。

掲載している価格は掲載日現在のものです。為替変動もありますし、ランドローバーの部品価格は急激に変動することがありますので、ずっとこの価格であるとも限りません。また、金額に含まれる部品代、工賃は当社で作業した場合の費用です。整備工場によってはもっと高い場合も安い場合もあると思います。

それではスタートです。

Td5の燃料ポンプは最大の弱点で、不動になる最大の原因です。早い車は5万kmで壊れますし、持つ車は30万kmでも持ちます。走行距離10万kmだと、交換する必要があるかどうか微妙なところですが、10年超えてますので交換することにします。今後も交換履歴が無ければ基本的に交換で行こうかと思います。

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 燃料ポンプはタンクの上面に付いていますので、交換にはタンクを降ろします。このついでにブリーザホースを交換しておきます。このホースに亀裂が入って、満タンにすると燃料が漏れだすということが良くあります。しかも、新品部品の品質に問題があり、Td5以前の新車から付いていたものは10年くらいは持つのに、今供給される部品は下手をすれば数か月で亀裂が入ってしまいます。純正品がダメならと、社外品も試しましたが同じでした。これはTd5だけでなく、新型車に付いているものも、品質が悪くなったものなので、かなりの割合で数年くらいで漏れてきます。そこで、最近は国内で手に入る汎用のホースを使っています。

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交換費用はOEMのポンプを使って約10万円。純正品だと3万円ほどアップです。

ポンプを交換したら燃料フィルターも交換しておきましょう。

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当社は純正品を使います。社外品は安いのですが、負荷がかかるのかポンプから異音が出ることがあったので、それ以来使いません。高価なポンプの寿命を縮めてしまっては意味がありませんから。

ポンプを交換した時にエアブリードバルブを交換しておくといいです。フィルターにつながるパイプの一本の中に入っています。一本だけきれいなパイプがそれです。これが悪くなると、フューエルラインに入ったエアが抜けにくくなります。また、ここに異物が詰まってエンスト症状が出たという話も聞きました。


次はフューエルブロックコネクタ。これも有名なトラブルポイントです。

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所謂燃圧のレギュレターです。エンジン後部に付いている本体と、そこから前部に伸びるホースまでが一つの部品です。この本体部からよく漏れますが、前方に伸びるホースに穴が開いたり、裂けたりすることもあります。本体からの漏れは、滴るぐらいなのですが、ホースに穴が開くと高圧の燃料が噴出しますので、かなり酷いことになります。今回は漏れはありませんでしたが、なんとなくホースのゴムの色が劣化している感じでしたので、大事を取って交換します。

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この作業は、本体だけを交換するのは簡単なのですが、全体を交換しようとするとインマニを脱着する必要があります。工賃や作業時間を節約したい場合は、本体部だけの交換という方法もありなのですが、もしこれが新車から一度も交換されていなければ、次回本体部の寿命が尽きるまでホースが持つとは思えません。運悪く交換後数年で本体部から再度漏れてしまったというのでなければ、全体交換をお勧めします。納車整備はもちろん全体交換です。

フューエルブロックコネクタの交換費用は約7万円です。

この他の燃料系のチェックポイントは、フューエルクーラーです。

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ここは燃料漏れではなく冷却水漏れが起きることがあります。部品供給としてはアッセンブリで、非常に高額な部品ですが、社外品で内部の特殊な形状のオーリングだけが売られていますので、修理することも可能です。
この車には漏れはありませんでした。


燃料ポンプ          10万円
燃料フィルター+バルブ     1万円
フューエルブロックコネクタ   7万円
合計             18万円


次回はクラッチ編です。

納車整備 クラッチ編

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3回目はクラッチ編です。




今回も注意書きです。

今回紹介する作業を全ての車に一律に行うわけではありません。例えば、当社の管理ユーザー様からの下取り車で、整備履歴が完全に分かっていれば、保険的な整備は行わないことも多いです。そういう車は経費がかからないので、その分安く販売されています。

それから、部品を交換するか、オーバーホールするかというのも、車ごとに状態を判断して行っています。当社が交換しなくていいと判断しているものを無料で交換してくれというご要望にはお答えできません。もし、当社の通常の基準以上の整備をご希望の場合は、ご予算を指定していただければ、それに応じて追加の整備を提案させていただきます。その場合はサービス価格で対応させていただきます。また、この車は新品交換されているのに、自分の車は交換されていないというクレームもお受けできません。その場合は、その車はこの車よりも状態が良かったのでしょうし、別の部分ではこの車では交換する必要が無かったものが交換されているかもしれません。

掲載している価格は掲載日現在のものです。為替変動もありますし、ランドローバーの部品価格は急激に変動することがありますので、ずっとこの価格であるとも限りません。また、金額に含まれる部品代、工賃は当社で作業した場合の費用です。整備工場によってはもっと高い場合も安い場合もあると思います。


それでは、ご紹介します。

クラッチオーバーホールは、おそらく、故障修理ではなく、整備に分類されるものでは最大の費用がかかる作業です。

ディフェンダーの場合、クラッチディスクの摩耗で交換が必要になることはまずありません。特殊な乗り方をしなければ、20万km走った車をオーバーホールしても、ディスクの残量は十分であることがほとんどです。では、なぜオーバーホールが必要になるかといえば、いくつかの部品にトラブルが出ることがあるからです。

最も有名なのはレリーズフォークの突き抜けですが、これはTdiだけに起こります。それから、ディスクのダンパスプリングの脱落、破損、これはTdiとTDCiで事例があります。Td5はダンパスプリングがありません。そして、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングの破損。これもいまのところTdiのみですが、他のエンジンでも起こってもおかしくはありません。
Tdiのクラッチについてはこちらに詳しく書いてあります。


ではTd5はトラブルが少ないのかといえば、確かにクラッチ(油圧部除く)が原因で走行不能になるようなトラブルは今まで一度もないですが、Td5にはフライホイールがあります。もちろんフライホイールは他のエンジンにもあるのですが、Td5はクラッチディスクにダンパスプリングがない代わりに、フライホイールにゴムのダンパーが使用されていて、これが劣化すると振動や異音が出たりすることがあります。

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クラッチオーバーホールの際には同時交換することが望ましいのですが、かなり高価です。どれも一長一短あるということかもしれません。当社では基本的に交換しています。

さて、今回の車の作業です。

まず、ミッションを降ろす必要がありますのでそれだけで大掛かりな作業です。

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ミッションを降ろしたら、内部の各部品の状態を確認し、必要に応じて交換します。

チェックするべきはまずベアリングガイド。

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レリーズフォークの視点となる部品ですが、ここが摩耗してしまっている場合があります。この車はOK。半分くらいの車が交換が必要な状態です。

次にプッシュロッドとレリーズフォークです。

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特にTd5ですが、プッシュロッドの先端の球状の部分、レリーズフォークとの当たり面が摩耗していることが多いです。この車もダメです。こうなっていると、引っかかるのかクラッチの切れが悪くなります。

そしてレリーズフォーク。Td5はTdiのように突き抜けることはありませんが、プッシュロッドとの当たり面に圧入されているブッシュが摩耗していたり、酷い場合は脱落していることがあります。

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今回は摩耗が見られなかったので交換しなくてもいいかと思ったのですが、裏返したらブッシュがポロリと落ちました。ブッシュだけは部品も出ないのでフォークごと交換です。

それから、エンジン側です。クランクリヤシールもミッションを降ろしたときにしか交換できないので、この機に交換しておきます。

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Td5の場合、なぜかオイルパンガスケットに突起があって下からクランクリヤシールに嵌るようになっています。うまくやれば必ずしも必要はないようですが、オイル漏れの防止にもなりますし、オイルパンを脱着してガスケットも交換してしまった方がやりやすいです。

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今回のクラッチのオーバーホールで約20万円です。クラッチキットはVALEOのOEM品を使っています。問題があれば、ベアリングガイドやミッションマウントなども一緒に交換するので、もっと費用がかかることもあります。

 ところで、Td5は始動直後の半クラ状態の時にグーッという音が出る車が多いです。気温の低いときほどよく出て、距離が多くなればなるほど出やすくなりますが、2万kmで出ている車もあれば10万kmで出ない車もあります。早かれ遅かれ必ず出る音で、音が出ているからといって問題もないので、不具合だとは思いませんが、気になる音です。この音は大抵はしばらく走行すると消えるのですが、進行すると半クラのたびに出るということもあります。今のところ、どの部品が原因なのかはっきりしないのですが、クラッチオーバーホールをするとこの音は無くなります。フライホイールやパイロットブッシュが原因なのかと思っていましたが、それらを交換しなくても音は消えるそうです。クラッチオーバーホールの際に必ず交換する部品のうちのどれかが原因なのでしょうが、それを追究するためだけに一つ部品を交換しては試運転するなどという手間をかける意味もありませんので、気にしないことにしています。クラッチオーバーホールしたのに改善しなかったという方がいたら、その時に何を交換したのか(しなかったのか)を知りたいので、情報をお願いします。

話を戻して、クラッチの油圧系に行きます。クラッチマスタシリンダー。

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悪名高い全年式共通のウイークポイントです。当社では純正品を使います。過去には社外品、OEM品を使いましたが、どうにもトラブルが多く、高価なのですが結局は純正品になりました。一番安い社外品など純正の5分の一くらいの価格のものもありますが、恐ろしい品質です。新車1000kmくらいで漏れる車もあるので、純正なら安心とは全く言えませんが、それでも純正のみの使用にしてから格段にトラブルは減りました。

そしてスレーブシリンダー。これももちろん純正使用です。

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この2点は、直近の自社での交換履歴でもない限り、必ず交換しています。しかし、新車でも1000kmで漏れることもあれば、10万kmでも漏れないこともあるので、正直なところ、もしかしたら漏れてないなら交換しない方が良いかとも思うのですが、状態をリセットするという意味で交換しています。

費用はこの2点で約5万円です。

クラッチオーバーホール 20万円
クラッチ油圧系      5万円
合計          25万円


次回に続きます。

夏季休業のお知らせ

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誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。

8月11日(木)~8月15日(月)


上記期間中のお問い合わせへの回答、部品の発送などは16日以降となります。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

納車整備 エンジンルーム内+消耗品編

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4回目はエンジンルーム内+消耗品です。





恒例の注意書きです。

今回紹介する作業を全ての車に一律に行うわけではありません。例えば、当社の管理ユーザー様からの下取り車で、整備履歴が完全に分かっていれば、保険的な整備は行わないことも多いです。そういう車は経費がかからないので、その分安く販売されています。

それから、部品を交換するか、オーバーホールするかというのも、車ごとに状態を判断して行っています。当社が交換しなくていいと判断しているものを無料で交換してくれというご要望にはお答えできません。もし、当社の通常の基準以上の整備をご希望の場合は、ご予算を指定していただければ、それに応じて追加の整備を提案させていただきます。その場合はサービス価格で対応させていただきます。また、この車は新品交換されているのに、自分の車は交換されていないというクレームもお受けできません。その場合は、その車はこの車よりも状態が良かったのでしょうし、別の部分ではこの車では交換する必要が無かったものが交換されているかもしれません。

掲載している価格は掲載日現在のものです。為替変動もありますし、ランドローバーの部品価格は急激に変動することがありますので、ずっとこの価格であるとも限りません。また、金額に含まれる部品代、工賃は当社で作業した場合の費用です。整備工場によってはもっと高い場合も安い場合もあると思います。


今回はエンジンルーム内の作業を中心の作業です。

オイル漏れ当たり前、漏れるのは入ってる証拠などと言いますが、漏れないに越したことはありませんし、漏れていること自体は大した問題ではなくても、漏れたオイルが各所に悪影響を与えるということもあります。

この車に関しては、よく漏れるところは一通り漏れていまして、まさに作業紹介にうってつけです。

まずはカムシャフトシール。

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エンジンの前後にあります。後部のものはもっと小さいものです。Oリングが嵌っていますが、これがやせてほとんどシールの用を成していない車がよくあります。ここから漏れたオイルはベルトに滴り、劣化させてしまいます。

それからシリンダヘッドカバーガスケット。

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ここも定番、13個のシールワッシャーとともに交換です。純正品は高いのですが、社外がどうにもすぐ漏れるので、純正品使用になりました。

シリンダヘッドカバーガスケットを交換する際に確認しておくと良いのが、インジェクタハーネスのオイル漏れです。

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Td5はなぜか電気配線をエンジンの中に通すという理解しがたい構造です。

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このハーネス自体も劣化してエンジン不調の原因にもなりますし、ハーネスがシリンダヘッドに入っていくところのOリングも劣化してオイル漏れを起こしている車が多いです。さらに、このハーネスの内部の銅線の被膜の更に内部を通って、運転席下にあるECUまでオイルが到達することまであります。オイル漏れがある際は、Oリングだけの交換でも良いのですが、過去の交換履歴が無かったので今回はハーネスごと交換します。ちなみに、このハーネスが劣化した時はインジェクターのエラーコードが出ます。エラーコードはシリンダ毎に表示されて、しかも現在完全に断線しているシリンダーだけではなく、過去に一瞬でも接触不良などをおこしたことも記憶されていますので、下手をすれば「全インジェクターのエラー」などというコードが読みだされてしまいます。これを真に受けて全インジェクターの交換をされてしまったなどという話も聞いたことがあります。実際にはインジェクターエラーが出ても7割ほどはハーネス交換で直ります。2万円程度で済むものが、50万円などということになりかねませんので、ご注意ください。

ヘッドカバーガスケット、シールワッシャ、前後カムシャフトシール、インジェクタハーネス交換で約3万円です。この辺りのオイル漏れを放置した場合、オイルはエンジンの後部に流れていき、スターターモーターを濡らすことが多いです。これで始動不良の原因になります。


次はその隣、EGRバルブです。

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ここはこの穴からオイルが滴ります。先ほどのインジェクタハーネスと、ここから漏れたオイルは、下にあるオルタネーターに滴っていきますので、量が多いとオルタネーターの破損につながります。EGRバルブも交換です。

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EGRバルブ交換は約3万円です。

後は消耗品ですが、ファンベルト、エアエレメント、エンジンオイル、カートリッジフィルタ、遠心フィルタ、冷却水、ミッションオイル、デフオイル、トランスファオイル、(エンジンルームではないですが)も交換します。

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注意点ですが、ファンベルトは純正をお勧めします。よく社外品としてDAYCOのベルトが出回っていますが、ベルトとしての品質は問題が無いものの、ベルトの裏?というか溝が無い側の加工が異なっていて、うろこ状になっていません。

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この加工が滑り止めの役を果たしているようで、この加工が無いベルトでは始動時と停止時にキュルッというベルト鳴きが発生することが多いです。
それから、遠心フィルタですが、これも知識が無い店では存在自体を知らないなんていうこともあるようです。エンジンオイルの濾過はこちらがメインでやっていますので、カートリッジフィルタを交換していてもこちらが交換されていないと、エンジン内部は真っ黒です。専門店以外で購入されるなら要注意です。

これら消耗品一式で約7万円です。


ヘッドカバー周辺オイル漏れ  3万円
EGRバルブ         3万円
その他消耗品         7万円
合計            13万円


次が最後、足回り+その他です。

納車整備 足回り&その他編

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最終回は足回りとその他です






最終回も注意書きです。

今回紹介する作業を全ての車に一律に行うわけではありません。例えば、当社の管理ユーザー様からの下取り車で、整備履歴が完全に分かっていれば、保険的な整備は行わないことも多いです。そういう車は経費がかからないので、その分安く販売されています。

それから、部品を交換するか、オーバーホールするかというのも、車ごとに状態を判断して行っています。当社が交換しなくていいと判断しているものを無料で交換してくれというご要望にはお答えできません。もし、当社の通常の基準以上の整備をご希望の場合は、ご予算を指定していただければ、それに応じて追加の整備を提案させていただきます。その場合はサービス価格で対応させていただきます。また、この車は新品交換されているのに、自分の車は交換されていないというクレームもお受けできません。その場合は、その車はこの車よりも状態が良かったのでしょうし、別の部分ではこの車では交換する必要が無かったものが交換されているかもしれません。

掲載している価格は掲載日現在のものです。為替変動もありますし、ランドローバーの部品価格は急激に変動することがありますので、ずっとこの価格であるとも限りません。また、金額に含まれる部品代、工賃は当社で作業した場合の費用です。整備工場によってはもっと高い場合も安い場合もあると思います。


それでは納車整備も大詰めです。

ちょっと今回計算外だったのがステアリングギヤボックス。

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シール交換で直る場合もあるのですが、数ヶ月程度で再発してしまう場合もあるので、ASSY交換しました。複数の他社さんのブログにもシール交換では再発リスクが大きいという内容が書かれていましたので、間違いないことだと思います。お客様の所有車の場合は、リスクを承知していただいた上でシール交換も良くやりますし、3ヶ月ほど乗り切るとほぼずっと大丈夫なのですが、今回は中古車でしかも遠方への納車なので大事を取ります。高額なので痛いですが、仕方ありません。ホースも怪しいのでついでに交換します。

工賃含め約15万円です。

次に足回りです。ショックアブソーバーはブッシュが崩壊しかかっています。

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ブッシュだけでもいいのですが、乗った感じでは本来の性能ではないので、この際4本ともショックアブソーバーごと交換、ステアリングダンパーもブッシュが同様の状態ですので交換してしまいます。社外品ならそんなに高くありません。

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乗り心地に一番大きな影響を与えると思っている、Aアームのボールジョイントもブーツが破れてるので交換します。

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ここまでの合計が約8万円。

その他、足回りのブッシュも増し締め、点検をします。今回は特に劣化はありませんでしたので交換は無しですが、15~20万kmくらいの車は交換することが多いです。

一通りの整備が終われば、防錆塗装です。

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マスキングはこの程度まで行います。こうしておかないと、ボディにミストが付着してしまいます。ミストはかなり飛んでいますし、ディフェンダーの場合、ボディの隙間から流れ出て思わぬところに辿り着いていることがあるので、個人で缶スプレーなどで塗られる場合は車の自車の被害だけでなく、ご近所迷惑にならないようにご注意ください。

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防錆塗装料金は3万円です。


最後は見た目の部分です。
まずはヘッドランプ。

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10年交換されてないヘッドランプレンズは大体こんな感じです。最近厳しくなりまして、これだと車検も通らないことがあるので、交換します。ちょっと錆が出てるので周りのリングも交換。

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1.5万円程です。

そして、フロントガラスのゴムとアルパインウインドウのゴム。

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10年落ちで一度も交換されていなければ、間違いなくこうなっています。ただし、今回のお車は半年後に全塗装の予定ですので今交換しても無駄になります。ちょっと格好は悪いですが、今回はそのままでしばらく我慢していただいて、全塗装の際に無料で交換させていただきます。

ガラスゴムの合計で6万円です。

今回の合計です。
パワステ関係  15万円
足回り      8万円
防錆塗装     3万円
ヘッドランプ 1.5万円
ガラスゴム    6万円
合計    33.5万円

今までの5回分の合計です。

1回目       20万円
2回目       18万円
3回目       25万円
4回目       13万円
5回目     33.5万円 

整備費用合計 109.5万円

 ステアリングギヤボックスは計算外でしたが、これくらいの計算外はどの車にもあるので、全体的に見ればほぼ平均値です。当社は整備費用は車両価格に含むとしていますので、上記費用は実際には1円も頂いておりません。
 それから、繰り返しますが、この車の状態が特別悪かった訳ではありません。むしろ良い方です。オイル漏れはあるものの大したことではないですし、やらなければ車検が通らないという部分は、Aアームボールジョイントと、強いて言えばヘッドランプレンズくらいです。ほとんどが「やらなくてはならない」ではなく「やった方が良い」項目になります。この項目は、ディフェンダーの中古車を何百台と販売してきた中で、年々増えてきました。販売後の保証期間中に不具合が出れば、こちらは痛いものの、お客様被害は最小限なのでまだマシなのですが、保証期間終了後に壊れてお客様に修理費負担をしていただかなくてはいけなくなるのは、やはり申し訳ないのです。そういうわけで、壊れると走行不能になるような部分を中心に、かなり「大事を取った整備」を行っています。最近は我ながらちょっとやり過ぎだと思わないでもないですが。それでも、これだけやってるから壊れないなんてことは口が裂けても言えません。電装品などは何の前兆もなく突然壊れますし、長時間運転しなければ発生しない不具合などは、どうやっても納車前には発見できないこともあります。それどころか、時々は交換した新品部品が不良品なんてこともあるのです。これを英酷品質と呼ぶそうですが。そのあたりは保証で対処させていただきますので、ある程度はご理解いただくしかありません。

 さて、今まではこれだけ経費をかけても何とか常識的な価格で販売することができていました。しかし、最近は業者オークションでも高値になってしまい、想定している価格で販売できるような金額では仕入れることできなくなっています。そのせいで先月末にはまともな在庫車が2台になってしまうという異常事態に陥ってしまい、自分の中での仕入価格と販売価格の上限を引き上げることにしました。今までは他店の販売価格を参考にして、相場程度か、できれば安くすることを目標にしていましたが、これからはそうもいかなくなると思います。今回のこの連載はいわばその言い訳をさせていただいたということになります。長々とお付き合いありがとうございました。

エアコン&クーラー

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 旧型(Tdi、Td5、V8)のディフェンダーは冷房がエアコンではなくクーラーが基本となっています。
エアコンとクーラーはどこが違うかということですが、エアコンは冷やすことと温めることを一つのシステムで行っています。冷温一体ですから、当然全ての吹き出し口から暖かい風も冷たい風も出てきます。また、除湿した温風ということも可能です。

TDCiはこんな感じです。

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個人的にはセンター吹き出し口を閉じるか向きを変えられるようにしてほしかったと思います。

 これに対して多くの旧型に付いているクーラーは冷やすことしかできません。もちろん、ディフェンダーにはヒーターは標準で別に付いていますが、吹き出し口はフロントガラスのところと、運転席と助手席の足元だけです。正面に風を出すことができませんので、後部座席には全く温風が届かず、これがディフェンダーが寒いと言われる一因になっています。

 そして、冷やす方でも冷風は膝元の吹き出し口からしか出ません。ディフェンダーはクーラーが効かないと思われている方がいますが、実はそんなことはありません。機能が正常であれば、この吹き出し口からの風の当たる部分は寒いほど冷えます。しかし、吹き出し口が下部にあるだけに、後席まで冷風がなかなか届きません。前の席の方に合わせると、後ろの方は暑く、後ろの方が涼しいようにしようとすると、前の方は寒いのを我慢、なんてことにもなります。これを解決するために、扇風機を設置して冷気を循環させたり、セカンドシート後ろにカーテンを設置して荷台の方に冷気が逃げ無いようにしたり、前吹き出し口からダクトを回してセカンドシートまで風を送るなど、皆さんいろいろ工夫されています。

Tdi Td5はこんな感じです。

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クーラーのメーカーや仕様によっては足元への温風の吹き出し口が無いものもあります。

こんなわけで、クーラータイプの旧型と、エアコンタイプの新型を比較すると、快適さではやはり新型に分があります。

 しかし、90年代のディフェンダーにも、高級オプションとして、純正エアコンがありました。クーラーではなくエアコンです。このタイプであれば、同じ吹き出し口から温風も冷風も出て、吹き出し位置の切り替えも、外気、内気の切り替えもできます。

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エアコンであれば外気導入のためのベンチレーターは不要ですし、エアコンユニット設置のためのスペースも必要になるので、エアコン装備車はこういった形でベンチレーターの部分には樹脂の蓋が付きます。ということは、雨漏りポイントが減ります。

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 こう書くと、純正エアコンが素晴らしいような気がしますが、実はそうでもありません。やはり高機能であるということはそれだけ複雑ということで、複雑なものが20年も経過すれば、いろいろと問題も出てきます。各所の切り替えがうまく作動しなくなり、冷風と温風が同時に出るような状態になってしまったり、外気導入のシャッターが閉じなくなって走行風が入ってきたり、色々とトラブルが出ます。部品も供給が終了してしまったものも多く、修理はいつも苦労します。部品が手に入らないのは、同じく大半の90年代の車に付いている社外クーラーも同じことですが、こちらは構造がシンプルなだけに、汎用品の流用が容易なので、それほど部品で苦労することもありません。

さて、今回のお車も、そんな感じで不具合が頻発したのが原因だと思いますが、思い切って純正エアコンを撤去し、2000年あたりから販売されている純正クーラーにごっそり入れ替えてしまおうということになりました。しかし、エアコンを取るということは暖房機能もなくなるということです。実は、同じ作業を過去にも行ったことがあるのですが、その際には部品取車から全てのヒーター部品を移植することで、安価に済ませることができました。しかし今回は左ハンドル。残念ながら左ハンドルの部品取車はありません。そこで思い切って純正ヒーターは諦め、その代りにFFヒーターを取り付けることにしました。純正ヒーターを新品で取り付けるのと比べて、費用的にはむしろ安いくらいで、暖かさは比べ物になりません。


それでは作業を紹介していきます。こちらが作業前のエンジンルームです。

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左ハンドルということもありますが、左側に見慣れない箱があって違和感があります。これがエアコンのユニットです。

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まず、これを撤去してしまいます。ついでに元から付いていたエアコン配管、コンデンサー、コンプレッサーなども取り外します。

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次に室内の作業です。着手前はこんな感じです。

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ダッシュボードの下に蓋をして、そこにシステムを埋め込んである感じです。フリースペースが無いので、オーディオ等を付けるとどうしてもゴチャゴチャしてしまいます。一度全てを取り外してしまいます。

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整理しながら室内ユニットを取り付けます。

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そして、またエンジンルームに戻って新品のコンプレッサー、コンデンサー、配管を取り付けます。

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作業は更に進みます。オーディオやFFヒーター、フォグのスイッチ、オンダッシュナビ、その他の電装品をスッキリさせるために、2DINキットをインストールします。スイッチなどの位置を微調整て仮付けします。

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ETCは、吹き出し口の撤去跡にビルトイン。

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最終的にはこんな感じになりました。

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次はヒーターの設置です。
このお車は、南米で新車購入され、そのまま日本に持ち帰ってこられたということで、そのせいか珍しい仕様で、助手席下に補助燃料タンクが付いています。これが付いた車を見るのはこれで2台目ですので、かなり珍しいと思います。しかし、使われていないということなのでこれを撤去し、ここにヒーターユニットを設置します。

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吹き出し口は運転席、助手席、セカンドシート左右に設置しました。

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これで快適になるはずです。

今回は、この他にも車検、オイル漏れの修理、クラッチのオーバーホール、色褪せたフェンダーの塗装、なども行いました。もうすぐ20年となる車ですが、これでまた20年は乗っていただくことができるはずです。
かなり時間がかかってしまいましたが、一応新品クーラーの効きを体感いただける季節に終わらせることができてほっとしています。

臨時休業のお知らせ

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誠に勝手ではございますが、社員研修のため、下記の日程にて休業させていただきます。

10月4日(火)~10月5日(水)

10月3日は定休ですので、3日~5日までの休業となりまsづ。


上記期間中のお問い合わせへの回答、部品の発送などは6日以降となります。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

中古車速報

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中古車速報です。

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2000MY
ディフェンダー110 300Tdi
NOX・PM適合
チョウトンホワイト
3ナンバー7人乗り
走行 202,000km
車検は11月までなので、2年付きで販売


当社のお客様からの買取で、ずっとメンテナンスしてきた車です。
ちょっと距離は多いですが、1万kmほど前にヘッドガスケット交換して腰上オーバーホールしていますので、エンジンは好調です。クラッチもオーバーホールしてから2万kmほど。そして、FFヒーター(エバスペッヒャー)も付いております。

納車前には足回りブッシュ一式交換、ショック交換、タイミングベルト交換は実施予定。
それから、前オーナー様が購入された時のご希望で、他の車のスペアマウントなしのボンネットと入れ替えており、これが実はアルパインホワイトで色違いのため、販売前にボディと同じチョウトンホワイトで再塗装します。ついでにバルクヘッド周りも塗装の褪せがあるので再塗装しておく予定です。

価格は300万円台中盤予定。
お問い合わせはinfo@asahimotors.netまでお願いいたします。

ステアリングボス

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YAHOOショップにRAIDのステアリングを掲載したので、こちらでボスの選び方について説明します。




ディフェンダーのステアリングボスはコラムシャフトのスプライン数と年式により3種類あります。36スプライン、48スプライン、2015年モデル以降用です。

まずこちらのステアリングが付いているものは全て48スプラインです。

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Tdiと並行輸入車のTd5の一部、TDCiにも一部の車はこれです。これはステアリングで見分けられますので、基本的には迷うことはありません。


次にこちらのタイプのステアリング。

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樹脂でもレザーでも同じです。正規輸入車のV8、Td5は全てこれですし、TDCiもこちらの方が多いと思います。

こちらのタイプのステアリングでVINがWA138480 ~ 8A760056の車は36スプラインです。つまり、Tdi、Td5でこのステアリングの場合は36スプラインということになります。

しかし、ややこしいのがTDCiで、VINが8A760056までの車が36スプライン、それ以降が48スプラインです。

つまり、外見上は同じように見えても、2008年以降の車から外した中古ステアリングはV8やTd5の正規輸入車には取付できないということになります。

更にTDCiの2015年モデル以降(VIN FA~)の本国、ヨーロッパ仕様車はDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)が標準装備になっており、これが付いている車はまた別のボスとなります。FA以降でも輸出仕様でDSCが無い場合は48スプラインとなります。

DSCが付いているかどうかはこのスイッチの有無で確認できます。

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これが無ければDSCは付いていません。


以上が社外ステアリングを取り付ける際のボスの見分け方ですが、これはあくまでも製造時の状態がそのままである前提です。中古車の場合は、どこで中古ステアリングや他年式用のコラムシャフトに交換されてるか分かりませんので、確実に判断するにはスプラインを数えた方が良いと思います。

スタッドレス販売

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今年もシーズンですので、ストックしてあった中古ホイール、中古スタッドレスを放出します。
また、昨年好評だった、スタッドレスと中古ホイールのセット販売も行います。


中古タイヤの溝はどれも8分以上あります。「効きますか?」とか「硬いですか?」という質問にはお答えしません。正直なところ、こちら愛知県東部の沿岸部は雪が全く積もりませんし、スキーなどもやらないため、私はほとんど雪上走行をしたことがありません。そのため、どのくらいの硬さでどのくらい効くかという体感的なものは全然お答えすることができません。
心配な方は新品を選んでください。

ホイールは94年モデル(300Tdi)以降は全てのディフェンダーに適合します。

ホイールナットは別売りです。スチールとアルミでは使用ナットが異なりますので、ご注意ください。
また、TX-1、ブラッドレー等、専用ナットをつかうホイールもありますので、そのナットも使わないようにご注意ください。



スタッドレス&ホイールセット1  32,400円

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ホイールはディスコ1純正?x4本 オフセット33で純正ブースとホイールなどと同じサイズ  縁ガリ傷あり 
タイヤはグラントレックSJ5 235/80R16 x4本
製造は2012年51週


スタッドレス&ホイールセット2 98,700円

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ホイールはモジュラー 鋲無し オフセット0 x5本 状態良
タイヤはグラントレックSJ5 235/80R16 x5本
製造は2014年48週
数ミリはみ出します。



スタッドレス&ホイールセット3 64,800円

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傷あり
ホイールはNAS90純正 x4本
タイヤはブリザック DM-V2 265/70R16 x4本
製造は2014年40週



中古スタッドレス4本 21,600円 

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タイヤはICE GUARD IG91 225/85R16 12PR x4
製造は15年43週
細くていいのですが、トラック用のタイヤなので設定荷重が大きく硬いかもしれません。


ここからは中古ホイールと新品スタッドレスのセットの販売です。

● 5本必要な場合は、スチールホイールとブーストホイールは追加費用にて対応可能です。
● 再塗装は、黒、艶消黒、白、ボディ色などが可能です。スチール、モジュラーは表側だけの塗装になります。ブーストは裏表塗装します。塗装は粉体塗装ではなく、ボディを塗装するときと同じ塗装です。製品のホイールに塗装されているような、傷に強いものではありません。


中古ホイール+新品スタッドレスセット1
スタッドレスはグラントレックSJ5 235/80R16です。


スチールホイール 黒 x4

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 ノーマルスチールホイールのチューブタイプです。スチールホイールは外見は同じですが、チューブ用とチューブレス用があります。多く出回っているのはチューブ用だと思います。ただ、チューブ用でもチューブ無しでチューブレスタイヤを組み付けられている方が多いですし、それで問題が起きたという話も聞きません。今回もチューブ無しで組んで販売します。ただし、オフロードなどで空気圧を落としたり、激しい使い方をする方はチューブを入れて組まれた方が良いかもしれません。

今回のホイールは少々錆浮きありです。スチールホイールの新品は黒いプライマー塗装で供給されますが、これを黒くてかっこいいからと、そのまま使ってしまうとすぐに表面に錆が浮いてきます。これもそうされてしまったホイールだと思います。

そのまま 108,000円

ホイール再塗装 129,600円



モジュラーホイール 黒 鋲無し x4 

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 モジュラーホイールは微妙な違いで種類が多くあります。オフセットも0と8があり、8だと235のタイヤを履いてほぼツライチですが、0だと数ミリはみ出します。もちろん、ディフェンダーですので、車側にも誤差があり、計算通りにいかない場合もありますので、ご注意ください。特にオーバーフェンダーは結構歪んでいます。

 こちらのホイールは鋲無しタイプのオフセット8 通常ならばツライチになる予定です。おそらく素人塗装がされており、錆浮き、塗装剥がれがあります。


そのまま 108,000円 

ホイール再塗装 140,400円



ブーストホイール 塗装 x4

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写真はサンプルです。

 もっとも標準的なアルミです。4本セットですが、寄せ集めで状態のバラつきが大きいため、塗装してからの販売です。

ホイール再塗装 140,400円


その他、新品ホイールも取り寄せ可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。


ご注文、お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで。

燃料ホースジョイント補修パイプ

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Td5の燃料ホースは各部の先端が樹脂のジョイントになっています。材質は樹脂で、作業中に気を付けていないとこのジョイント部を折ってしまうことがあります。特に注意しなければいけないのが、燃料ポンプの交換などでの燃料タンク脱着の際です。

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こんな感じで、ジョイント部を折ってしまったという相談を何件も受けました。下の写真の車はポンプ交換時に破損させて、接着剤か何かで補修したらしく、それがもたずに漏れだしてきたようです。

このジョイント部だけの部品供給は無く、交換するならホースASSYとなり、一番長いものだとかなり高額になってしまいます。しかも、ホースが折れたままではエンジンをかけられませんので、国内欠品なんていうことになれば、数週間も車を動かせなくなります。

そんな、やってしまった時のリカバリーに役立つのがこの部品です。

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アルミ削り出しの補修用パイプ。ジョイント部をホースから引き抜いて、代わりに差し込みます。
バンドは付属しませんので、別途ご用意ください。

今まででさえ折れやすかったのですが、今後、古くなればなるほど折れるリスクは高まるはずです。折れたから作業ミスだとすることはできないと思いますが、ディーラーでポンプ交換したら、何の説明もなくホースを全部交換されてたという話も聞きました。ポンプ交換や燃料系の作業を依頼される際には「折れやすいから気を付けて」と「折れたら補修パーツがあるから」と伝えておくのが良いのではないかと思います。

クラッチスイッチ

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Td5以降のエンジンはシフトチェンジがスムーズにできるように、アクセルを離しても、クラッチを踏むまでの僅かな時間は勝手に燃料噴射をして、エンジン回転数を保つような制御があります。この機能があることにより、微妙なクラッチワークをしなくてもそれなりにスムーズに運転ができます。しかし、Tdiなどのアナログなマニュアル車に慣れてしまっている人からは、エンジンブレーキが思うように利かなくて気持ち悪いと言われることもあります。

 クラッチを踏んでいるかどうかはマスタシリンダーに付いているスイッチで感知しているのですが、これが壊れるとクラッチを踏んでいるのに回転数が落ちない、というよりクラッチを踏んでいて無負荷なだけに逆に上がるという症状が出ます。もちろん正常でもこの制御が入るのはほんの1~2秒ですので、スイッチが壊れていたとしても、回転が上がりっ放しになるわけではありません。そのため、こんなものだと思って気づかず乗っている方もいるのではないかと思います。しかし、この僅かな時間でも正常を知っている人はかなりの違和感です。今回はオイル漏れ修理後の確認のために試運転していて、違和感を感じたので交換させていただきました。これが壊れていると、無駄な燃料噴射がありますので、多少燃費にも影響が出ていたのではないかと思います。

 今回はクラッチを踏んでも検知されないという故障でしたが、逆にこのスイッチに細工をして、常にクラッチを踏んでいるという信号をECUに送り続ければ、制御を完全にキャンセルすることになり、Tdiのようなはっきりとしたエンジンブレーキの利く操作感にすることもできます。Td5の操作感が気に入らないという方は、やってみるといいかもしれません。

キーレス設定

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もう周知のことかと思っていましたが、意外と知らない方が多いようで、初めて車検で入庫される人などにお話しすると驚かれることがありますので、改めて紹介いたします。
正規輸入車のTd5には集中ロックが付いていますが、隠し機能?として、キーレスを設定することができます。
 設定方法としては簡単で、写真の純正か純正タイプ社外のリモコンを用意して、専用のコンピューターを繋いで同期設定するだけです。更に、その同期したリモコンが無いとエンジンがかからなくなるというイモビライザー機能や、リモコンでロックした後で、キーや、ピッキングなどでドアを開けるとホーンを鳴らすというセキュリティ機能をセットすることもできます。ただし、これらは誤動作でトラブルになることもあり、あまりお勧めはしていません。

 当然ですが、並行輸入車で集中ロックが付いていない車はこの方法ではキーレスにすることはできませんのでご注意ください。そういう車は各ドアに汎用アクチュエーターを取り付けて、これまた汎用のキーレスキットを取り付ける必要があります。

 それから、正規輸入車は基本的には315MHZのシステムになっていますが、並行輸入車の場合は仕向け国によって315MHZも433MHZもありますし、ディフェンダーですから、場合によっては正規輸入車でも何らかの理由で433MHZの方が付いているなんてことも無いとは言えません。購入の際にはご注意ください。
確実にはメーター奥に付いている緑色の箱を見てもらうと、そこに周波数が書かれています。

ご注文はこちらからどうぞ。

社外315MHZ
http://store.shopping.yahoo.co.jp/asahimotors/T876.html

純正315MHZ
http://store.shopping.yahoo.co.jp/asahimotors/t877.html

社外433MHZ
http://store.shopping.yahoo.co.jp/asahimotors/t875.html

 セッティングはオートロジックなどの専用テスターを持っているお店や、ディーラーさんなどでも可能です。ただし、「できる」ことと「やってくれる」ことは違いますので、購入前に必ずセッティングでしてもらえるかはご確認ください。ディーラーさんだとできることを知らずにできないと断られることもありますが、持っているコンピューターでできないということはありませんので、ダメもとでいいからやってみてくれと頼んでみるといいかもしれません。

 ところで、ヨーロッパではある年式からイモビライザーの装備が義務化されていますので、並行輸入車には集中ロックが無いものの、イモビライザーが付いているという車もあります。これが結構鬱陶しく、社外キーレスキットを後付けするとリモコンが2個となり、社外キーレスキットのリモコンで開錠して、純正リモコンでセキュリティをオフにするという、面倒なことをしなければいけなくなります。社外キーレスキットを取り付けなくても、毎回セキュリティをオフにする必要がありますし、古くなるとこれが誤動作してエンジンが始動できなくなるなどということも時々あります。

 このイモビライザー機能が鬱陶しいという方は、Tdiの場合はユニットごと取り外してしまうことも可能です。後からまた生かすかもしれないという方は、取り外さなくても、設定でオフにすることもできます。ただし、この場合眠らせてあるだけですので、不具合が起きれば始動不能になることもあります。Td5、TDCiの場合はメインのECUと関係しているので取り外すことはできませんが、イモビ機能のみオフにすることはできます。ご希望の方はご相談ください。

中古車速報

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年末モードに入ってきました。
ディフェンダーで遠方から入庫される方は、どうしても週末~週末というお預かりになる場合が多いのですが、今からの入庫では年跨ぎになってしまうので、今週の新規入庫は少なめです。
先週前半までは1ヶ月くらいずっとこんな状況でした。

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これを先週末に大量にお返ししましたし、中古車も納車しましたので、かなり工場内スッキリしました。
そんなわけで、少しスペースに余裕ができましたので、買い取ってからずっと放置していたピックアップの撮影ができました。

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正規輸入車 Td5 
走行87,000km
NOX/PM適合です。

荷台にチェッカー貼、タイヤ&ホイール変更、車高ノーマル戻し、足回りブッシュ、ショック新品、燃料ポンプ交換、クラッチオーバーホール、各所凹修理、塗装剥げ修理などやっていく予定です。

外装をどこまで仕上げるかなどにもよりますが、車検1年付きで車体価格440万円程度、近隣なら総額450万円程度を予定しています。

お問い合わせはinfo@asahimotors.netまで

冬季休業のお知らせ

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誠に勝手ではございますが、下記の日程にて休業させていただきます。

12月30日(金)~1月4日(水)

 年内最終日29日(木)は営業はしておりますが、工場内のメンテナンスに充てますので、整備作業は行いません。お車のお返し、受付業務のみとなります。また、午後6時ごろを目途に、メンテナンス作業が終了次第閉店とさせていただきます。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

オリジナルテクニカルパブリケーションズ

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 パーツリストや整備書が欲しいということを時々言われていましたので、DVD版を取り寄せてみました。

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 パーツリスト、整備書だけではなく、各年式の取説、販売カタログなどの資料も収録されていて、ボリュームがあります。
 対応年式は1989~2011となっていますが、パーツリストはTd5までしかありません。整備書の方は2.4まで収録されています。内容は全て英語です。

 それから、スタートアップ時にも、オンラインでメールアドレスと、製品に付属のアクティベーションコードを入力して、その後に表示されるリンクからキーファイルを入手、更に暗号化されたファイルのビュアーをダウンロードしてインストールするという手順が必要になります。ガイド(英語)に沿って行けばできますが、多少面倒です。

 価格は8,640円です。

在庫は持っていませんので、ご注文後の取り寄せとなります。通常2週間ほどで入荷いたします。


ご注意

● 内容、使用方法含め、全て英語です。

● インストールの方法、ファイルの見方のサポートなどは当社では一切できません。ご自身で解決できる自信のある方のみご注文下さい。本国のサポートはありますので、英語で問い合わせすることはできます。

● 内容のミスなどには当社では責任は負えません。


ご注文はinfo@asahimotors.netまで。

中古車速報

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中古車速報です。

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正規輸入車 Td5 SE
オスロブルー
3ナンバー 9人乗り
走行125,000km
NOX/PM適合です。

販売価格は450~460万円程度を予定しています。

ワンオーナーで大切に乗られており、非常に状態の良い車です。

以下が納車前に実施する主な整備です。

クラッチオーバーホール
フライホイール交換
クラッチマスタシリンダー交換
クラッチスレーブシリンダー交換
燃料ポンプ交換
フューエルブロックコネクタ交換
スイベルオーバーホール
前後ハブオーバーホール
全輪ブレーキオーバーホール
足回りブッシュ交換
ショックアブソーバー交換
下回り防錆塗装
全油脂類交換
フロントガラスゴム交換
アルパインウインドウゴム交換
その他、必要箇所

 機関も問題はありませんが、やはり今Tdi、Td5を良い状態で販売するならこれくらいの整備は必要になってきます。この車が125,000kmだからということではなく、これが5万kmでもやることはほとんど変わりません。最近は、直近に交換履歴が無い限り、ほぼ全車これを基本に行っています。この整備を全てディーラーさんで行えば、100万円はかかると思います。
 
 最近、ディフェンダーは人気だ、売れるというのが有名になってきて、一般の中古車屋、外車屋さんたちがかなり手を出し始めています。そのせいで相場がどんどん上がっていますが、そういうところで買う場合は、別途である程度の整備費用を覚悟しておく必要があります。もちろん、まともに乗れないような車は売らないとは思いますが、「壊れていない」と「良い状態」には大きな差があることはご理解ください。


お問い合わせはinfo@asahimotors.netまでメールでお願いいたします。
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