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Channel: 車屋さんの修理記録簿
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ステアリングボス

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YAHOOショップにRAIDのステアリングを掲載したので、こちらでボスの選び方について説明します。




ディフェンダーのステアリングボスはコラムシャフトのスプライン数と年式により3種類あります。36スプライン、48スプライン、2015年モデル以降用です。

まずこちらのステアリングが付いているものは全て48スプラインです。

イメージ 1


Tdiと並行輸入車のTd5の一部、TDCiにも一部の車はこれです。これはステアリングで見分けられますので、基本的には迷うことはありません。


次にこちらのタイプのステアリング。

イメージ 2


樹脂でもレザーでも同じです。正規輸入車のV8、Td5は全てこれですし、TDCiもこちらの方が多いと思います。

こちらのタイプのステアリングでVINがWA138480 ~ 8A760056の車は36スプラインです。つまり、Tdi、Td5でこのステアリングの場合は36スプラインということになります。

しかし、ややこしいのがTDCiで、VINが8A760056までの車が36スプライン、それ以降が48スプラインです。

つまり、外見上は同じように見えても、2008年以降の車から外した中古ステアリングはV8やTd5の正規輸入車には取付できないということになります。

更にTDCiの2015年モデル以降(VIN FA~)の本国、ヨーロッパ仕様車はDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)が標準装備になっており、これが付いている車はまた別のボスとなります。FA以降でも輸出仕様でDSCが無い場合は48スプラインとなります。

DSCが付いているかどうかはこのスイッチの有無で確認できます。

イメージ 3


これが無ければDSCは付いていません。


以上が社外ステアリングを取り付ける際のボスの見分け方ですが、これはあくまでも製造時の状態がそのままである前提です。中古車の場合は、どこで中古ステアリングや他年式用のコラムシャフトに交換されてるか分かりませんので、確実に判断するにはスプラインを数えた方が良いと思います。

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